瀬野川の薬草

安芸区薬剤師会主催:“薬草に親しむ会”参加記

日頃何気なく見過ごしていた草花にも多くの種類があることを知りました。

講師の先生より約30種類の野草について、薬効やどのように利用されてきたかなどお話しを伺いました。

“ヨモギ”は子供の頃母が、揉んで切り傷に付けるよう教えてくれたのを思い出しました。

(ヨモギ)薬用名:艾葉 漢名:蓬(よもぎ) 効能:止血

“クズ“ 風邪をひいたときの薬としてよく飲まれる「葛根湯」は、その名前の通り“クズ(葛根)”が主な成分の漢方製剤です。

①クズ(葛根)、②タイソウ(大棗:ナツメ)、③マオウ(麻黄)、④カンゾウ(甘草)、⑤ケイヒ(桂皮)、⑥シャクヤク(芍薬)、⑦ショウキョウ(生姜)が含まれています。

(クズ) 薬用名:葛根 漢名:葛 効能:発汗、滋養

“カナムグラ”和名はツルの性質が強靭であることを{鉄}にたとえたもの。また、茎には丈夫なとげがたくさん付いており、刈り取るときには切り傷などに注意が必要です。

(カナムグラ)効能:健胃薬、利尿

“ツユクサ”薬草ではありませんが、私の好きな“ツユムサ”もみられました。

(ツユクサ)

“ヤブカラシ”薬草ではありませんが、あちこち見られました。

これが勢いを増すとその名のとおり“藪を枯らして”しまうそうです。成長速度が速く、つる性の植物のため非常に厄介といえます。

 

(ヤブカラシ)