秋吉台探訪・日本三大カルスト(その2)

前回(2024年10月29日)日本三大カルストの一つ 北九州小倉の“平尾台カルスト(その1)”に続き、
今回は、三大カルストのうち最も規模の大きい山口県美祢市の“秋吉台カルスト”の探訪記を報告いたします。

我が国のカルストは、日本列島の主として西南部に多く分布しており、秋吉台は最も広く、標高は海抜200~400mです。

その規模は、約13,000ha、その東側は国定公園(4,502ha)に指定されています。

また、明治以降、秋吉台は“太田演習場”として、軍事演習地として利用されていました。

(住友大阪セメントの採掘場)

秋吉台の西側には、石灰岩の採掘場があり、地元の宇部興産(「UBE」)や太平洋セメント(旧小野田セメント)の工場があり、また、住友大阪セメントの採掘場からは、北にある長門の仙崎港に向けて、年間800万トンの石灰岩を、約17Kmのベルトコンベアで運び、日本各地へ搬出されています。

(仙崎港へ向けてのベルトコンベア)